【セオリー特集】特集3:セオリーを取り入れたら見えてきた効果
2012年09月06日(木)
「セオリーを取り入れたら見えてきた効果」
レッスン時間や形態に応じ、セオリーは色々な使い方ができそう。「書いて理解することと、演奏がリンクしてこそ、初めて生きたセオリーになる」・・・なるほど。かつて試験前に「楽典」と書かれた本を買って、必死に知識を詰め込んだ筆者にとっては刺激的!では、生きたセオリーを学ぶとどんな効果があるのでしょうか?
『「せん・かん」、「すてっぷ、すきっぷ」、「5度までの音程」をしっかりおさえることで、スムーズな読譜につながっています。また、スタッカートを何回も書くページなど、見ているようで実はしっかり見ていなかった楽譜を見直す機会になりました。』(御任先生)
『調性への意識が高まったことです。習い始めから全調に触れることで、音楽を使って自由自在に自分を表現できる子になります。セオリーが、創作(即興演奏や作曲)など、子ども達が幅広く音楽を楽しむための引き出しにもなっていると感じます。創作の経験は、楽譜から作曲家の思いを読み取る助けになっているようです。』(K先生)
『1回では難しい内容も、繰り返す中で定着しています。調性(調のグループ)、転回形は重要ですので、教具も活用しながら理解させています。年齢的に理解が難しい生徒には、後で戻ってきて教えます。』(N先生)
『グループレッスンでセオリーを学ぶ効果としては、"小さな生徒は大きい生徒がやっていることを見て覚え、大きい生徒は小さな生徒がやっているのを見ることで復習になる"ことです。また、学んでテキストに書いたことが、(できれば本を見なくても)弾けるようになれば、実際の曲とセオリーがより結びつきやすくなります。"音程の違いがどのような響きの違いを生み出しているか"など、感じて、初めて演奏につながっていきます。』(上総先生)
『楽譜は、作曲家がイメージする音楽の伝達ツール。セオリーを知れば、作曲家のメッセージを読み取ることができるようになります。例えば、1-3度ばかりで構成されたフレーズの次に、5度や7度跳躍がきた場合、それに気づくことができれば、意図を読み取り、あるいは考え、演奏につなげられるでしょう。また、フレーズ最後の和音が長3和音ではなく、ディミニッシュがきた場合、それらの響きの違いを感じ取れれば、弾き方が変わりますよね。セオリーは、楽譜から音だけでなく、音楽を読み取る力になります。それは"音楽を深く味わう人に育って欲しい"という指導者共通の願いに近づくことではないでしょうか。』(東音セオリー担当者)
■生徒さんに望まれることをお聞かせください。
『耳からだけ音楽を聞くのではなく、楽譜から音楽を読み取れる子、理論に裏付けされた本当の音楽愛好家に生徒達を育てたいです。』(御任先生)
『バスティンは、音楽創作で自分を表現する子を育てるメソード。ピアノに限らず、音楽を心の表現の手段として使ってほしいと願っています。』(K先生)
☆インタビューにご協力いただきました、上総治子先生、宮城県K先生、千葉県 御任克美先生、沖縄県N先生、ありがとうございました。
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