進化し続けるピアノメソッド
バスティン♪

【連載おもしろエチュード】第2回：かっこうエチュード

2012年04月04日(水)

♪【10日間限定！】PDFで楽譜全体を見る（※4/20で終了しました） 　⇒ご感想、ご意見・ご要望を、こちらをクリックして、ぜひお寄せください。 　　当楽譜をミュッセで近日発売する際、加筆の参考にさせていただきます。 　　※携帯の方は、二次元バーコードからアクセスできます。 ♪バックナンバーを読む - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ■第2回：かっこうエチュード 「ぶんぶんエチュード」いかがでしたか？私のところのこどもたちの反応を少し。 「ばんそうづけ２」で、Yちゃんの楽譜にはmf,mp,p...の強弱づけが。 　　「はちさん、遠くに行っちゃったの？」 　　「そう！」 これもI、V7、... 　　「はっきりした和音の形でなくても和声は隠れてるんだよ」 　　「へえー！」 で、今やっている曲の和音分析へとうれしい発展ができた子もいます。楽譜にはエキスしか書けませんが、レッスン室での何かしらのヒントになればうれしいと思います。 お次は「かっこう」です。この連載では、伴奏付けからのアプローチで曲集を進めたいと思っているので、プレリーディング曲集のページ順にとらわれずに考えてみました。 和音での伴奏付けができたら、それを基本にいろいろなバリエーションができますね。「かっこう」では、まず３拍子の定番の伴奏をやってみましょう。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 『みんな知ってる！プレリーディング曲集』 p.6「かっこう」が弾けたら、やってみましょう！ どの曲も、C調、G調、F調に移調（いちょう）してみましょう。 １．まずは【じゅんびうんどう：3びょうしです】 ここから先は★の数を目安に挑戦！
２．ばんそうづけ ★その1： □にはいるのはI？V7？ 好きな伴奏を思いついたら書いてみよう！
★その2：「森にこだまするかっこうの声」 左手が右手の上を行ったり来たり。このテクニックはまずこどもたちが喜びますし、音を出すには準備が大事！ということが体感できます。３拍子の場合は拍子の持つ揺れも感じられますね。おすすめテクニックです。最後の２小節の左手は１の指の音を押さえたまま弾きます。テクニックの練習にもなりますが、最後までタイで伸びた音をよく聞くと...ほら、きれいな響きがするでしょう？ 　　　　　スラーがついたよ。 　　　　　強弱も考えてみよう！
３．【じゅんびうんどう：３びょうしのばんそう】 どちらも☆ふたつにしましたが、ワルツの方が難しいと思います。 生徒さんに合わせて、出来る範囲で。 ★★その1：アルペジオのかたち アルペジオのばんそうで 「かっこう」をひいてみましょう！
★★その2：ワルツのかたち ワルツのばんそうで「かっこう」をひいてみましょう。
　　　　　アルぺジオとワルツが両方できたら、 　　　　　　・A、A'はアルペジオで、Bはワルツで 　　　　　　・A、A'はワルツで、Bはアルペジオで 　　　　　ひいてみましょう。どっちが好きかな？ ４．「よびあうかっこう」　★★★ 最後に借用和音を使ってみました。こどもには理屈抜きで、半音で動くときれいね、と感じてもらえるといいなと思います。少しおしゃれなばんそうはいかが？
↓の「ヒント！」を見て、移調にチャレンジしてね！
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♪当連載の著作権は東音企画ならびに安倍美穂先生に所属し、転載は禁じます。 　ご感想・お問合せがございましたら、東音企画までお願いします。 ♪執筆者プロフィール　　安倍 美穂（あべ みほ） 大阪音楽大学、並びに同大学院ピアノ科修了。演奏者、指導者の活動の一環として、子供のためのピアノ小品、ミュージカル作品、朗読とのコラボレーション 等、身近な曲の創作を続け、現在に至る。ピティナ正会員。