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<青森公演〜なつかしい夏〜> 2002年7月

 

7月末、ちょうど初めてのカフェクラシックの公演を2週間前に控えていたころ、「なつかしい夏」公演のために青森県黒石市を訪れました。

「なつかしい夏」はこれで3回目。2001年に長野県更埴市と滋賀県野洲市でも行いました。わたしたちの出会いのきっかけとなった「ピアノで奏でる日本の抒情歌」の曲とお芝居を絡めたちょっとおもしろい構成です。俳優さん2名も同行。梅田さんは昨年から引き続き少年役で、森田さんが今年からおじいちゃん役で加わってくれました。・・・というわけで、マネージャーのコザトさん含め7名で一路青森まで飛行機でひとっ飛び。

いやー、近いね、青森、あっという間でした。弘前から次は電車で移動。車中、はるえちゃんが突然「これ、東急線だぁ」と、言うのです。そんなわけない、と思いきやホントでした。つり革に「109しぶや」の文字が。つまり東急線の旧型車両がここ青森にきていたんですね。これにはびっくり。車内は学校帰りの高校生でむんむんしていて、聞こえてくる言葉が津軽弁。だんだん実感わいてきたぞー、ここは青森!飛行機で来ちゃうと、東京だかどこだかよくわからない感じがするものね。電車乗って納得、うんうん、ここは青森。


ホールに着くと即リハーサル。ぶっつづけで4時間くらいしました。照明やお芝居と音楽のタイミングなど、やることは盛りだくさん。夕方6時に終了した時は旅の疲れもあわせて、かなりクタクタで宿へ。宿へ着くなり、あゆみちゃんが温泉を発見。そうなんです、この宿の目の前に「宝温泉」という文字が。怪しくないか?!早速3人で調べにいったらいっぱい人がいて、全然大丈夫そう。夕飯をたいらげ、宝温泉へと向かいました。このお湯が、すばらしかった。ヌルヌルしていて石鹸で体洗ったりシャンプーをすすいでも、洗い流せたかわからないくらい濃い。個人的な温泉の見解を言うと、本番やリハーサル、とことん練習した日が続いた後の温泉というのはこたえられないものがありますね。普通の体調で温泉つかっても、もちろんある程度心地よいのですが、疲労感ただよう体にしみわたる温泉には至福の一瞬を感じます。それにしてもこんなお湯初めてで、カフェクラの準備、旅、リハの疲労が一気に体中に回ってきちゃいました。そんなわけで、そのままベットへもぐりこみ即夢の中・・・・。さて、本番の朝です。午前中は比較的ゆっくりして、会場入り。練習と最終的な打ち合わせを終え、あっという間に開演です。この「なつかしい夏」の第1部では私たち3人も少しお芝居参加しています。一番の長い出番はあゆみちゃん。暴露しちゃうと彼女、昨年まではセーラー服(女学生みよちゃん役)も着てたんですが、今年はさすがに勘弁を・・・ということでお着替えなし、でした。ピアノ弾いてお芝居して、3回目ともなると慣れましたね。初めての時は、恥ずかしくてしかたなかったけど・・。このコンサートは照明もかなり凝るんです。会場ごとに微妙に違って、 それも私たちの楽しみでもあります。今回わたしが第2部で弾いた「見上げてごらん夜の星を」では、ミラーボールがまわりほんとうに星屑が舞台に降っているみたいでした。

本番終了後、黒石市文化ホールの館長さんに誘ってくださって、打ち上げを小料理屋さんでしていただきました。この館長さんがすごく楽しい方で、また純粋な少年のような(年上の方に生意気言ってスミマセン)心を持っていらして、自作の歌も聞かせてくださいました。お料理もさすが青森、ホタテ三昧。私はこの1ヶ月カフェクラ成功を願って大好きなお酒を断っていたのですが、1日だけこの青森の本番の後だけは例外、と決めていたのです。本番後のビールにホタテのウニ合え・・・あぁ幸せ!!それにしても津軽の人は熱い。東北というとおとなしいイメージだけど、血の熱いものを感じました。(たしかに津軽三味線も激しいし・・・)この時期、ねぶた祭りの直前だったこともあり、宴会後館長さんにねぶたを作っている小屋に案内していただいて目の前で見せていただきました。すごい迫力!!やはり熱い人たちのつくるものは、違う。こうして旅をしているといつも感じることですが、同じ日本でも違う文化や匂いを持っていてとても新鮮です。もしかしたら、私の育った東京は色の少ないところかも・・・と感じたりもします。

翌朝も早起きして、宝温泉へ。朝早いというのにすでに地元の人で混み合っていました。あー、この温泉、もって帰りたい。すっかり津軽のファンになって東京へ帰ってきました。明日からは現実に戻って、ショパンだぁ!!

黒石市民文化会館の館長さんと一緒に。

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<カフェクラシック〜おいしいショパンはいかが〜> 2002年8月10日

青森の余韻もほどなく、私たちにとって初めての自主公演「カフェクラシック」の練習に突入です。個人練習はもちろんのこと、セリフあわせやタイミングあわせの練習も3人でやります。この企画は上記の〜なつかしい夏〜のコンサートなどの経験から、舞台の構成をもっと考えたクラシックコンサートができないかなぁ、という視点で始めたものです。多くの人が感じていると思われる、クラシックコンサートは寝ちゃう、という常識?!を破ってみたいなぁ、と思ったわけです。現実問題として日本でのクラシックコンサートは低迷していて、すばらしいコンサートが多く行われているのにもかかわらず、お客さんがつかない。チケット3000円出すなら、どこかでお寿司食べたいな、と思わせてしまう何かがクラシックコンサートにはあるのかもしれない。私たち3人も以前から漠然と感じていたことを真剣に考えるようになっていました。クラシックを愛し、そしてその末端に身を置く者として何かしてみたい、と思ってこの企画を思い立ったのです。何度も何度も3人で集まって、どんな企画をしようかと練っていきました。あ まり、唐突でもお客さんは引いてしまうかもしれない。クラシックの魅力を出せる企画を!との思いでこの「カフェクラシック」が誕生しました。名前の由来は気軽なイメージを出そう、ということで決定。毎年1人の作曲家の生涯とピアノ曲を中心に組んだプログラムで企画をつくることになり、2002年選んだ作曲家は「ショパン」。台本から選曲からすべて3人でやるので、ここ数ヶ月はショパン漬けです。本にCDに調べていくと知らないことがいっぱい出てきて、私たちの演奏の上でもすごく役立ちました。案外難しかったのは、話題を絞る、という作業。3人ともだんだん知識が増えてきておもしろくなってしまって、あんな話題こんな話題、台本に全部入れたくなっていました。そうなると、聴く人にとっては飽和状態になってしまう。どこを入れて削るか、その選択には気を遣いました。このコンサートの準備は大変ではありますが、充実度や本番へ向けてのテンションの高まりがあって、思い入れもひとしおです。
直前の練習にはマネージャーさんも立ち合ってくれました。彼女、高校大学と演劇部に所属し自ら劇団も主宰していた、という経歴の持ち主。なつかしい夏の脚本や構成も彼女です。的確なアドヴァイス(特にしゃべり)をもらって、私たちもさらに仕上げにかかります。

8月10日、いよいよカフェクラ開催日。おかげさまでチケットの売れ行きも好調で、当日券の発売を心配する位となりました。そう聞けば余計緊張も増していき・・・・始まればあとは着替えも含めあっという間の2時間でした。

公演終了後、いろんなご意見をいただきました。私たちもやってみて、もっとこうしてみたい、という欲もでてきました。いろんなご意見をどんどん言っていただいて、より磨きをかけてみなさんにお届けしたいと思っています。まずは「はじめの一歩」を踏み出した3人です。 2003年はベートーヴェン。ただいま3人で作戦会議中です。話題豊富な作曲家だけにトリニテ会議の回数も増えそうです。みなさんぜひいらしてくださいね!

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