|
「創作」と「演奏」を分けて考えた場合、作編曲家には「創作力」、演奏家には「演奏力」が要求されます。しかし本来「創作」と「演奏」は一体不可分の関係にあり、そのどちらの能力も備えた人が理想でしょう。<シンガー・ソング・ライター>のように全て一人で出来る才能は素晴らしいですね。私も少しでも上の能力を身につけたいと思います。その際このハーモニーの世界はやはり避けては通れない分野だと感じます。では先に進みます。
今回は「主要三和音」に対する「副三和音」についてです。これは<和音の兄弟・姉妹関係>と言えばわかりやすいかもしれません。例えば<主和音>を「自宅」とした場合、自宅にもリビングや寝室があるように、主和音には性質の近い仲間がいるのです。同様に<下属和音>や<属和音>にも仲間がいるのです。この見分け方には一定のルールがあり、知っていると和音の性質・機能などのハーモニー体系がより深く理解できるようになります。理論的な内容は次回に送りますが、今回は「和音進行(ハーモニー)」を「楽しい旅行」に置き換えて述べてみたいと思います。
<主和音>から出発し、<下属和音>の「最初の目的地」、そして<属和音>の「最終目的地」と旅行し、自宅である<主和音>に戻ってくる計画ですが、「どのルートで行くか」あるいは「途中に名所・旧跡はないか」と思った場合、「副三和音」を含む<他の和音>がどう使えるかと言うことです。これは丁度<電車の乗り換え>に似ています。
1: 同じホームで乗り換える場合(同じ路線内) ・・・「副三和音」
2: ホームが異なる場合(姉妹鉄道など) ・・・「近親調」
3: 一度改札を出て新たに乗り換える場合(JRと私鉄など) ・・・「遠隔調」
この場合1〜3の順で乗り換えが面倒になります。まず1で慣れてから徐々に2、3へ進むのが順序でしょう。和音もまず「副三和音」からになります。「近親調」「遠隔調」はまた別途機会を作って述べましょう。
音階上に作られる7つの「三和音」の内、T・W・Xの3つが「主要三和音」、残りのU・V・Y・Zの4つを「副三和音」と呼びます。「副三和音」には<主和音>の仲間にVとY、<下属和音>にはU、そして<属和音>にはZがあります。さあいよいよ和音の機能に進みます。みなさんも5線紙に音階を書き、T〜Zまでの三和音を書いて見てください。次回はここからスタートです。ではまた!!
ケー・エス・ミュージックのホームページ
<http://www.geocities.jp/k_s_music/>でも各種情報を掲載していますのでどうぞご覧ください。
|