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ここまでの内容を別の喩えに置き換えて述べてみましょう。地球には明るい「昼」と暗い「夜」があります、でも明け方と夕方の移行の時間帯があります。明け方と夕方は共にまだ薄明るいのですが、片方はこれから日が昇り、もう片方は日が沈む過程にあります。また別の喩えでは、人間は「男性」と「女性」に分かれています、でも中にはそれぞれ一風変わったタイプの人がいます。でも男女のいずれかであり、どちらでもない…ということはありません。
和音もこれらの喩えと同じなのです。どんなに複雑な和音(たとえば「7の和音」「9の和音」や、さらに各種付加音の付いた色彩豊かな和音など)も、その根底には<明るい和音>か<暗い和音>のどちらかである・・ということです。この響きの違いを「音」そのものから判別し、理解できることがとても重要なポイントなのです。みなさんは<長3和音>と<短3和音>そして<増3和音>と<減3和音>の響きの違いを間違いなく判別できますか?私の実感では<増3和音>と<減3和音>の響きを聞き間違える人がかなり多いと思います。また<長3和音>と<短3和音>でも、転回和音で出してくると間違えてしまう人も時々いるように思います。
これは徹夜などをして不規則な生活をし、変な時間に寝起きした結果、「明け方」を「夕方」と勘違いしたり、変装などでカモフラージュした「男性」を「女性」と見間違うのと同じです。でもしっかりと見分ける力を持っていれば、判断を誤まることはありません。同様にしっかりと判別能力を備えていれば、和音の種類を間違えることはなくなります。そのためには理論的な「知識」と「経験」が不可欠です。それには普段何気なく聞き流している和音の習慣を、一つ一つの和音の響きに神経を注ぐ習慣に変えて頂きたいのです。この差はだんだん大きく影響して来るでしょう。
今回はここまでとさせていただき、次回またこの続きの話に進みたいと思います。最終的にはハーモニー進行の生まれる原点の内容に発展できたら…と思っています。今後とも是非継続してお読みください。また過去の連載も繰り返し読み返して頂くことを切望いたします。私自身も毎回読み返して、この連載の流れを確認しています。ではまた次号でお会いしましょう。お元気で!!
東音ピアノ教室のホームページには過去の連載が順次掲載されていますので、未読の部分や再読に是非お役立てください。また私の音楽教室<ケー・エス・ミュージック>のホームページからも同じ掲載にたどり着けます。その他各種の情報を掲載中ですので、是非見に来てください。アドレスは
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