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16.「小犬とおさんぽ」 Cdur 2/2 <元気のよい小犬と楽しく町を散歩しているような軽快な曲を作りました>
17.「星のまたたく夜」Gdur 3/4 <アルペジォによる和音の響きから、星の瞬く静かで調和された世界をイメージして作りました>
18.「サラバンド〜哀愁のスペイン」emoll 3/4 <古典スタイルによるサウンドに行き異国のイメージをドッキングさせて見ました>
19.「コラール」Bdur 2/2 <ピアノで奏でる歌の曲です。横に「なめらかさ」縦に「調和」を目指して作ってみました>
20.「パーフェクト カノン」Cdur 2/2 <2nd.が1小節遅れで1st.の後をまったく同じに音形で最後まで追いかける曲です>
それでは今回は前回の予告どおり、曲の「拍子と音楽」について述べてみたいと思います。
この曲集を作曲するにあたって拍子はとても大切な要素でした。しかしたとえ何拍子の曲であっても(2/2、2/4、3/4、4/4、6/8拍子等の場合でも)、その根底は全て2拍子なのです。これはどういうことかというと、人間は全て左右の二つの世界で認識し生活しているので、3拍子の曲も実は3拍を大きな1拍に認識しているだけなのです。当然3拍子と4拍子は全く違うタイプの音楽になりますが、2拍子と4拍子は基本的
にはほぼ同じで、ワンサイクルの認識の違い、別な言い方をすると、言葉で使う各単 語の長さの違いのイメージに近いかもしれません。作曲する側は拍子の流れに従ってメロディーを考え、ハーモニーを変化させてゆきます。演奏する側は、その曲からいろいろなことを読み取り、自分の演奏に反映させてゆかねばなりません。そこで拍子がどれだけ音楽の流れを支配しているかについて考えてみましょう。
2/2拍子の曲は、4小節で1フレーズにまとまるケースが多く、流れは速く感じる曲が多くなります。しかし音楽の印象はあっさりしているので、比較的落ち着いて聞くことができます。今回紹介する5曲中の3曲がそんなタイプの2/2拍子です。
3/4拍子の曲は、基本的に3拍で大きな1歩に感じているため、その作り方、再現の違いで<ゆったり系>か<あっさり系>に分かれます。その際<ゆったり系>の曲は音楽の動きが遅く、細かい音符で飾るような音形が良く似合います。今回ご紹介する残りの2曲がそれにあたります。
4/4拍子の曲は、車のエンジンで言うと、2サイクルエンジンと4サイクルエンジンの違いのようなものです。つまり左右の動きで4回転中の1回を強く認識するスタイルです(3拍目はやや強く認識する)。
8/6拍子の曲は、比較的速く感じられる2拍子系なのですが、その訳は1拍をさらに細かな3つのビートに割って認識していることです。残念ながら今回ご紹介する5曲の中にこれらの拍子は入っていません。ただし第2巻全25曲中、4/4で作った曲が全部で5
曲、6/8拍子で作った曲は3曲あります。どんなイメージになっているか聴き比べて(弾き比べて)ください。
前回はタイトルと音楽について述べました。今回の拍子と音楽の関係、それにタイトルを足し合わせてみましょう。きっとどういう音楽になって行くかがイメージできると思います。
次回は第2巻最後の5曲を取り上げて、この原稿のテーマとなっている「アンサンブル」と「連弾譜」で統括し、シリーズを終了させていただきたいと思
います。今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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