チェルニー30番CD 上・下巻

2014年02月27日(木)

　ゆっくりバージョンCD 発売！（特典DVD付き）

日本にバスティンが紹介されてから40年以上。
バスティン・メソードの著者であるジェーン・S・バスティンは
「ゆっくり弾く事は上達への近道」と語り続けています。
今回のチェルニー30番CDのゆっくりバージョンの話が持ち上がった時に、ジェーン先生の言葉と一致しました。また、チェルニー30番の「ゆっくりバージョン」の収録されたCD発売は、日本初ではないでしょうか。

このCDは、通常のピアノレッスン時から音楽的な演奏を目指して欲しいとの願いを込めて、
監修　　　：根津栄子先生
ピアニスト：根津理恵子さん
の二人三脚にて本のイメージを大切にしながら、
一般的なテンポで演奏するチェルニー30番とともに、
「ゆっくりバージョン」を収録しました。
ゆっくり弾いても魅力的な演奏を是非、お楽しみ下さい♪

また、特典として「ゆっくりバージョン」を収録したDVDも付いています。

◆根津栄子先生にゆっくりバージョンCDについてインタビューしました！

質問１）「ゆっくりバージョンの音源があったらいいな」と思われたきっかけは？
教室の生徒達の練習をみていると
・ゆっくり練習をしたがらないこと
・ゆっくり練習を始めても気が付いたらいつの間にか速くなっていた
などの2つの傾向があります。
ジェーン先生と同じく「ゆっくり弾くことは上達への早道」と感じていたからです。

質問２）ゆっくり弾く事のメリットは？
生徒は弾けるようになってくると、どうしても速くばかり弾きたがり、ゆっくり練習は促さないとなかなかしてくれないのが指導者の悩みの種です。また、指と頭のコントロールが出来ていないとゆっくり一定のテンポで最後まで弾き切ることはなかなか難しいです。
そこで今回のCDとDVDにはゆっくりバージョンも録音されていますので、いつもこれをそばにおいて聴きながら生徒さん、お子様が楽しみつつ成長出来ることを願っています。

♪理恵子は幼い頃、故・田村弘さんの演奏するチェルニー30番のカセットテープを枕元で楽しそうに聴いていました。
ですから幼稚園の時に耳コピで遊び弾きをしていたのも懐かしい思い出です。

質門３）レコーディング時のエピソードは？
レコーディングはピティナのスタッフの方と一緒に楽譜を見ながら1音1音一つ一つチェックして聴いていました。ゆっくりバージョンでは最後の1音でかすれてしまったり横の音を触ってしまったり、30曲の道のりは果てしなく・・・(;_;)
結局 Take7～8というものもありました。それも今は思い出として、完成の日を心待ちにしておりました。

昨年のバスティン・フォーラム2013で「チェルニー30番にタイトルを付け楽しい楽譜」として新刊デビューしてから1年経ち順調に売れ続けています。「普通バージョン・ゆっくりバージョン」CDと併用してピアノ学習の参考にご活用頂けましたら幸いです。

☆最後に使い方の提案として
新刊チェルニー30番を上下巻一通り終わったら、従来のチェルニー30番で順番通りに
3〜5曲復習して行くと、確実に実力をつけることが出来ます。
そして、その後のチェルニー40番やショパンエチュードに無理なく繋いで行く事が出来るのです。