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なぜプレリーディング譜が必要なのでしょうか?

ピアノを学び始めるのは、小学校へ入る前後の年齢が大半ですが、この年代の子 供達は、大きな違い(線の音符と間の音符)は認識できても、小さな違い(第1線と 第2線など)は区別ができません。そのため、その音が「ミ」なのか「ソ」なのか分 からないので1つ1つの音をドやその他の目印の音から数えて弾いてしまいます。こ れでは、音符の動き方にあわせて指を即座に反応させることができません。つまり、 音符が上がっていけば指は右へ、音符が下がっていけば、指は左へというごく簡単な ように思える動き方がむずかしい。また、ずらっと並んだ白鍵のどれが「ド」でどれ が「シ」なのかという区別がつきにくい事も加わり、どうしても一定のリズムで1曲 を弾き通したり、楽譜だけを見て弾くことが出来なくなってしまいます。少し速い曲 などが、出てくると行き詰まってしまいます。こうした5線譜の読譜の難しさを克服 するために考えられたのがプレリーディング譜で、プレリーディングはテクニックな のです。

プレリーディング譜とは、リズムと音の高低によって読譜する、五線譜を読む準備段階の楽譜です。音符には指番号と音名が書かれていて音符が宙に浮いています。

プレリーディング譜を使うと、習い始めの頃から譜面を見ながら10指全部を使って弾く満足感を味わうことができます。その他、良いリズム感を身につけると共に音名とリズムの同時認識が出来るようになり、また目を楽譜から離さず、声を出して数えながら弾くことが出来るようになります。プレリーディングで自由にひけるようになったら五線譜に自然に移行でき、その後の読譜がスムーズにできるようになります。これがプレリーディングマジックです。

プレリーディング譜を効果的に使用するために

  1. ポジションと指の確認。
  2. 指はポジションの鍵盤にしっかりのせる。(弾く前の確認として、よ い手の形ができているか、手首がちゃんと浮いているか等)。
  3. ポジションの鍵盤の位置と音名をしっかり覚える。(2つのくろいキ ー、3つのくろいキー、白鍵の名前、読譜につながります)。
  4. 指をおいて、目は本から離さない、リズムを言いな がら弾く。

以上の4点を注意深く指導する事により、生徒は、間違いなく弾ける満足感をあ じわい、それは、自信につながり、ヤル気に発展します。小さい生徒にとってプレリ ーディング譜は、音符の点を横・縦の線として図形として親しみやすいものです。音 の高低、方向性、音の流れ、リズム等、順次進行で学習してきますから歌うことも、 音楽的演奏もはじめが大切で身に付く第一歩です。

そうなんです。プレリ−ディング譜=テクニック=音楽の基礎=幼児のピアノレ ッスンなのです。

プレリ−ディング譜なしでは、「音楽の基礎は育たない」とまで言われる程に重 要かつ大切なのです。バスティン先生の長年の音楽指導経験からこのことは確信され ました。日本のピアノ教育では、少しなじみの薄い“プレリ−ディング”に挑戦なさ いませんか?  各種講座も開催しています。

右の楽譜は「せいじゃがまちにやってくる」のプレリーディング譜です。下の鍵 盤図を参考にして、右手はメロディーを弾きます。左手はTと属7(省略型)の和音 で伴奏します。